ポックリ病やコロリ病とも云われている｡
この病気に感染した犬の唾液や嘔吐物､糞や尿に含有されるウィルスに拠って伝染する｡
生後3ヶ月以内の子犬が感染したケースの場合､心臓の筋肉がおかされ､急に呼吸困難になって死に至るケースの場合も有る｡
症状としては凄い嘔吐や下痢､脱水症状を起こす｡
血便がでるケースの場合も有る｡
腸の粘膜が破壊され､腸内に細菌が入り､酷く(ひどく)なると敗血症に成る事も有る｡
感染後数日から十日前後で発症する｡
犬の免疫力が極度に低下し､二次感染を生じさせやすくなる｡
子犬のケースの場合は発症後1~2日後に急死するケースの場合もあるのである｡
通常の石鹸や消毒液ではこのウィルスは死滅しない｡
感染した子犬が他界しても､其の後1年くらいたってから新しくむかえた子犬が､生き残った犬パルボウィルスに感染して他界したケースも有る｡
生後2ヶ月頃になったら早目のワクチン接種をする事が大事である｡
多少なりとも遅れると感染率が高くなる｡
飼いはじめた子犬が嘔吐や下痢をしたら早急に病院へ連れていくようにすべきだ｡
直接退治する治療法はないのだ｡
免疫力を高め､犬自身がこの病気にまけないように手助けをする方法しかないのである｡
嘔吐があるケースの場合は絶食絶水するようにすべきだ｡
凄い下痢や脱水症状のケースの場合は点滴をする｡
パルボウィルス不活化ワクチンを単独で年2回接種すると良いだろう｡
成犬になっても1年に1回ワクチン接種を絶対に実践する事｡
注意する事は､散歩等で他の犬の排泄物を舐めさせないようにすべきだ｡
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