私がアイプチと出逢ったのは高校生の頃だった。
それまでのりで代用していたが、自身の家の母の化粧台よりアイプチを発見した時には衝撃的だった。

今となってみれば、母もまた奥二重に苦しんでいたのかとおもうと微笑ましいのであるが。

アイプチは近頃は多種多様な化粧品会社から販売されている。
であるが、タイプとしては皆同じように細い刷毛で接着剤をまぶたに塗布する方法である。

白い液が乾くと透明に成る、と云うのは母が使用していた時代から変わってないと云う事なのである。

しかしながら、このアイプチもなかなかどうして使いこなせないのが現状である。
まず、あの刷毛が塗布しにくいかと常々おもってる。

もう少し細いと良いのじゃないかとおもうが、そうなると接着が弱くなるのだろう。
結局は塗布する面が増大してと云う事であの刷毛の太さになったのだろう。

あの接着剤の塗布する場所にもまた問題が生起する。
まぶたの中央に塗布するとハッキリした二重に成る。
しかし目を閉じた際に異和感が有る。

目が閉じない事もあり外出先では少々不自然になる。
そして目が閉じないので充血してしまう。

であるため、私はまつげの際に塗布していた。
勿論二重の幅は狭いのであるが、より自然な形を熱望していたのでその場所に塗布していた。

であるが、時に接着剤がまつげにくっ付いてしまった。
そうなるともうたいへのである。
まつげは抜けるし涙がでるほど痛いのである。

でも成就すれば自力で自然な二重になり、ビューラーで上げたまつげもカールしたままである。

何時もより少し目がパッチリしているね、と云ったレベルであるが問題ないのである。
自力で二重のまぶたに為ってると云う満足感も有る。

ただ、まつげに付かない事だけは充分注意せねばならない。



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