水頭症とは脳室内に多量の脳脊椎液がたまり、意識や知覚に障害が生じる病気である。

症状としては痙攣をおこしたり、急に倒れたり、元気がなくなる、歩行時にふらつく、疲労を実感しやすくなる、てんかんを起こしたり、血圧が急速に下がる、同じ場所をくるくるまわった等である。

外見上では頭が通常よりぽこっとでているようにみえる。
ざっくりは先天性の奇形や脳腫瘍等による経路の閉塞が原因である。

治療方法は脳脊椎液を減らし、脳圧を下げる為にステロイド剤や利尿剤を投与する。

重度のケースの場合は手術するケースの場合も有るが、手術や術後の管理がむずかしいのである。
投薬もあくまで症状を軽くするためであって、薬を飲まなくなるとリバウンドし、命にかかわる事も有る。

おばさんが昔ミニダックスをある先生から戴いて飼いはじめたら同じところをくるくる歩きまわり、よく机等でぶつかっていたそうである。
てんかんの発作を起こし、薬をずっと飲ませていたそうである。

水頭症と診察されて遠方の病院まで連れていった事もあるそうである。
ご飯もフードプロセッサーで細かくしてからあげていたそうである。

結局は死に至ってしまい、そこからは犬は飼われていないそうである。
頭もやっぱり少しぽこっとでていたそうである。
途方もなく根気がいったと云っていた。
発作がいつ生じるか分かる事が出きないので近隣の動物病院にどのような時であってもみてくれるよう頼み込んでいたようである。

死に至らず、ずっと水頭症で行きつづけている犬もたくさんいる。
だから、決して諦めずに犬と一緒に病気と闘ってあげて欲しい。

よくなる犬種は、ミニダックス、チワワ、ポメラニアン、ヨークシャテリア等の小型犬が少なくないのである。



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