症状としては元気がなく、落ち着きがなく、毛艶がなくなる、脱毛、皮膚の乾燥、皮膚の色素沈着が過度に成る。
すぐ疲労を実感する。
寒さに弱くなる。
名前もしくは名称をよんでも反応が鈍い、フケが目だつ、お腹や尻尾が黒く為ってる。
散歩を嫌がる、体重が増大する、脈拍が弱まる、心拍数が下がる、貧血、コレステロールの値が上がる等である。
高齢に成るとこういう症状がでるため、年をとってきたからだと思いがちで、病院に行かず発見が遅れるケースの場合も有る。
8歳以上に成るとかかりやすくなる。
かかりやすい犬種はドーベルマン、アイリッシュセッター、ボクサー、ゴールデンレトリバー、柴犬、シェルティー、シベリアンハスキー等。
遺伝やストレスという心理的負荷が原因となり、甲状腺ホルモンの分泌量が消耗する事で発症する。
クッシング症候群等の病気が引き金に成る事も有る。
全部の犬が15歳以上に成るとこの病気にかかってると云われている。
血液検査での正確な診察が難しく、中枢神経や末梢神経等の神経にも影響をあたえる事も有る。
神経に影響がでると、ふらついたり、攻撃してきたり、頭をかたむけたりてんかん発作を起こしたり麻痺症状がでたりする。
神経系の症状のケースの場合は1歳をすぎたころにでる事が少なくないのである。
左右対称の脱毛がおこり、なかなかどうして治らないケースの場合この病気とおもって良いだろう。
抗生物質を投与すると治るが投与するのをやめると再発する。
治療は甲状腺ホルモン製剤の投与をする。
予防法はないので継続的な健康診察をして早期発見をするようにすべきだ。