AO入試の面接では、協調性や指導力と云った、個ではなく集団内における振る舞い方、実在感の出し方等もみられる。
これは殊更にグループ面接を採用している大学で尊重される。
AO入試は個性尊重と云われるし、現実こういった面がつよく出されているが、大学と学生個人との結びつきの中には、大学内における学生の在り方と云うのは途方もなく重要で、大学での生活が団体、集団によるものである以上、協調性は決して軽視出きない。

また、指導力があるかどうかと云うのは、人に物を教えると云うより、リーダーシップの面での評価が一般的である。
自身の意見を通す他方で、周りの意見も軽視せず、上手くまとめられるかと云うところも、大学としては観ておくべき項目として挙げている。

AO入試の意義は、事なかれ主義の撲滅に有る。
しかしながら、回れ右はダメと云う事と、協調性が必要ない、と云う事は全くつながらない。
集団の中で己を磨く以上、周りとの適応は必須である。
その為に、面接では受験者同士に討論させたり、話し合いをするよう求めたりするところも有る。

受験者同士はまず面識がない為、初対面の人ばっかりと話し合いをする事に成る。
こうなったケースの場合、まずみられるのが積極性である。
尻込みする生徒はあまり好まれないだろう。
我関せずの態度は論外である。
こういった話し合いの場にはリーダー的任務で議題にかんしてなるべく積極的にまとめる人が必要であるため、それを名乗りでる人には好印象が授けられる。
勿論、能力が備わってないと逆効果であるが。

協調性は、いかに人の話をガッツリ聞き、それにかんして適切な意見を述べられるかがみられる。
自身の意見だけをガーッと云って終わり、他人の話には耳を傾けないと云うようでは、自己中心的と思われ、協調性のない人間だと決断されるだろう。

自身の協調性をガッツリ確立しておかないと、こう云う場では苦労する事に成る。


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